スタートアップエンジニアの作ってみた日記

ものづくりが下手な横好きなエンジニアによる作ってみた的なブログです。

新卒で大企業かスタートアップかで迷っている人へ。

新卒で大企業かスタートアップかで迷っている人のために参考になれば思い書きます。

 

私はこの二つの記事で書きましたが、大学院卒で某自動車部品メーカーに入社して3年4ヶ月で退社してスタートアップに転職しました。

 

その経験をもとに、新卒で就職先を迷ってる人へのアドバイスになればと思います。

 

私の経験から言うと、

『一度大企業に入ってから、そのあとスタートアップに転職する』ことをおすすめします。

それはなぜかと言うことを書いていきます。

 

◆スタートアップから大企業の転職は難しい

最近は大企業も優秀な人材を枠組みにとらわれずに採用する傾向にあるとはいえ、それでもスタートアップから大企業への転職は難しいです。ですので、迷っている人は一度、大企業に入社してスタートアップに転職してもよいと思います。

大企業で大企業ならではの経験値を積んでスタートアップに転職することをお勧めします。

 

◆プロジェクトマネージメント力を身につけられる

大企業では多くの人と一緒に仕事をしたり、上流工程の仕事をすることが多いので、マネージメント能力を身につけることができます。

入社してたかだか2、3年では大きなプロジェクトのマネージャーになることはできませんが、自分の持ってる仕事について現場の人や他部署の人と協力したりして仕事を進めることはプロジェクトをマネージメントすることに他なりません。

スタートアップでは、会社が少人数であったり働きやすい人と仕事をすることが多いので、人をうまく使うことや大人数のマネージメントを行うことはあまり多くありません。

 

◆仕事の進め方を学ぶことができる

新人研修などの社内研修が充実しており、社会人になりたてで仕事の進め方がわからない時に仕事の進め方を丁寧に学ぶことができます。ただし、古いルールや仕組みに則っていることが多いので全てが今後に役立つとは言い難い部分もありますが。

も)

スタートアップには研修や仕事の進め方の仕組みがありません。ですので、体系的に仕事の進め方を学ぶ機会がありません。仕事をしていく中で、たくさん経験をしてな学んでいくというのがスタートアップの学び方です。

たくさん経験をして学ぶにしても、一度、教科書で学んでからたくさん経験をするのと、何も学ばずにたくさん経験するのでは、前者の方がより効率が良いと考えます。

 

◆仕事の全体感をつかみやすい

上流工程の仕事をやることができるので、仕事の全体感やメーカならものづくりの全体感を見ることができます。

 

◆大きな失敗をしても、何も失うことはない

大企業ならひとりの若手の失敗なんて会社にとって何も影響がありませんので、なんの心配もすることなく大失敗をすることができます。ベンチャーやスタートアップなら失敗したら倒産ということもありえますからね。

 

◆一度、大企業に入ったことがステータスになる

これに関しては、最近は崩壊しつつありますが、再々就職などをするときに(入ることが難しいとされている)大企業に新卒で入ったという点がステータスになって有利に働く可能性があります。

 

以上の理由で一度、大企業に入ることをお勧めします。

以上、新卒で大企業か。スタートアップか。迷っている人に参考になればと思います。

大企業か。スタートアップか。

大企業を辞めて、スタートアップに転職した経験をもとに、大企業とスタートアップについてメリット、デメリットなどを書いていきます。エンジニア目線で書いてますので、そのほかの職種はあてはまらないことがあります。

 

完全に個人の意見なので、参考程度にしてもらえればと思います。

大企業は大手自動車関係のメーカーを参考にしてます。

 

◆大企業

 ●メリット

  -仕事面-

多くの人と仕事をする経験が得られる

仕事の上流工程の仕事がすることができ、プロジェクトマネージメント力がつく

教育制度が整っている

大きなお金が動く仕事ができる

 

  -待遇面-

年功序列で給料が上がっていく

福利厚生が充実している

会社への往復するだけで給料がもらえる

有給が取りやすい

 

 ●デメリット

  -仕事面-

自分で実際に手を動かして仕事をすることが少ない

会社の意思決定が遅い

自分のやりたい仕事がやれるとは限らない

仕事の範囲が狭い

 

 -待遇面-

給料は基本は年功序列なので、飛び抜けたお金を得ることはない

 

◆スタートアップ

 ●メリット

  -仕事面-

広範囲の仕事をやれる

実際に自らの手を動かして仕事を行うことができる

自分の意思で責任を持って仕事ができる

社長がすぐそばで働くことができるので、経営的な視点が身につく

会社の意思決定が早い

 

  -待遇面-

働きかたは自由

ストックオプションで一攫千金もありうる

 

 ●デメリット

  -仕事面-

なんでもやる必要があるので、やりたくないこともやる必要がある

 

 -待遇面-

勤務管理はほぼないので、残業し放題

いつ潰れるかわからない

福利厚生が一切ない

基本、給料は低くあがることも少ない

 

 

と、簡単ですが、こんな感じですかね。

 

どちらもメリット、デメリットがあります。

私の場合はスタートアップを選びましたが、全員が全員スタートアップの方がいいとも思いません。

自分に合う働き方を考えて選んでください。

 

この記事が大企業かスタートアップで迷っている方の参考になればと思います。

 

 

3年4ヶ月勤めた自動車関係の大企業を辞めてスタートアップに転職しました。

タイトルの通り3年4ヶ月勤めた某自動車部品メーカD社(←社名を伏せれてない笑)を辞めて社員数1桁のスタートアップに転職しました。

 

転職した理由と、転職に踏み切った考え方などについて書きます。


とりとめのない文章で読みにくいかもですが、就活中の方、転職を考えてる方、キャリアについて考えている方、スタートアップへの転職を考えている方などの参考になればと思います。

■転職した理由
最初にいっておくと私はD社を嫌いになったわけではありませんし、この記事でD社を批判するつもりも全くありません。

嫌いになったわけでもないのになぜ辞めたかというと、理由は大きく二つあって
仕事の進め方、開発の仕方が自分とは合わないと感じたこと、と
もう一つは、自分のやりたい技術分野とそこで私がやっていた仕事の技術分野が異なっていたこと、です。

この2点に関して詳細について書いていきます。

・仕事の進め方、開発の仕方が自分とは合わないと感じたこと

私は大学生の頃の研究で、自分で手を動かしてプログラムを書いたり、回路を組んでモノを動かしたりしていました。そういった自分で手を動かしてモノを作るのが好きでした。
しかし、D社では技術職で入社したのですが、やっていたことは調整仕事や管理仕事がほとんどでした。

大企業の仕事というのは上流工程の仕事が多いので、そうなってしまうのはある意味仕方のないことなのですが、私としてはやりがいがなく悶々とした日々を送っていました。


また、私が辞める前に携わっていたプロジェクトでは5つくらいの部署が絡んで仕事をしていましたが、それぞれ立場が異なることから本来同じ目的のためのプロジェクトであるはずが、足並みがそろわずプロジェクトはなかなか前に進みませんでした。その足並みをそろえてプロジェクトを推進させてくのが、私の部署の仕事でした。


大企業で多くの人と仕事をする以上必要な仕事ですし、それがプロジェクト全体の質を決めると思うので、その役割自体は必要な仕事です。
しかし、仕事をしていく中で自分の部署や仕事の存在意義などを考えるようになり、「これって小さい組織や同じ明確なビジョンを持った集団だったらその仕事は必要最低限におさえらるんじゃないか」と大企業の組織の在り方に疑問を持つようになりました。

また、仕事を進めていくためには、部長や役員の承認が必要ですが、5つの部署があるとそれだけ承認役の上司もいて、それが原因でなかなかプロジェクトが進まないことが多くありました。

実際に私が一年くらい携わっていたプロジェクトでは一年くらい何も進んでなく、机上でずっと議論してるだけのプロジェクトがありました。

 

まとめると、管理仕事、調整仕事が多いというのと、スピード感が遅いというのが、大企業の仕事の進め方として私に合わなかったことです。


・自分のやりたい技術分野と会社で私がやっていた仕事の分野が異なっていたこと
これに関してはそのままです。
私が配属されたのが志望していた部署でなかったため、私がやりたいと思っていた技術分野に携わることができませんでした。

もともと大学院の研究がHCIやVRに関わる研究でそれに関連した研究開発がしたいといって面接をし、内定を頂いたのですが、志望とは異なる部署に配属されました。

 

これは大企業ですとどこでもあることだと思います。そこで我慢して、やり続けるという選択肢ももちろんあったのですが、やっぱり自分がやりたい分野のことをやりたいと考えました。

 

■転職に踏み切れた考え方

以上、転職した理由を大きく二つ書きました。

とはいえ、大企業を辞めるというのはかなり勇気のいることです。大企業にいれば、そこそこの給料をただ会社への往復をするだけでもらうことができます。福利厚生もかなり良かったですし、有休も比較的取りやすい。私もその点は惜しいと思いますし、非常に迷う点でした。

 

そんなとき、私が考えたのが、20年、30年先のそこで自分が働いている姿です。先輩や上司の姿を見て、自分をそこに置き換えて将来について考えてみましょう。私の職場では楽しそうに仕事をしている人があまりいなくて(仕事ができると言われている先輩ですら全く楽しそうではなかった)、そういうのを見て自分が将来ここで仕事をしているのが全く想像できませんでした。というより想像したくないという言い方が正確かもしれません。

 

■最後に

以上の理由から大企業D社をやめました。

今はスタートアップでD社にいたころより、長い時間働いていますが、非常に充実した日々を送れていて、まったく後悔しておりません。今の会社自体将来どうなるか分かりませんが、逆にそれが自分のやりがいやワクワクにつながっており、楽しい日々を送っております。