スタートアップエンジニアの作ってみた日記

ものづくりが下手な横好きなエンジニアによる作ってみた的なブログです。

3年4ヶ月勤めた自動車関係の大企業を辞めてスタートアップに転職しました。

タイトルの通り3年4ヶ月勤めた某自動車部品メーカD社(←社名を伏せれてない笑)を辞めて社員数1桁のスタートアップに転職しました。

 

転職した理由と、転職に踏み切った考え方などについて書きます。


とりとめのない文章で読みにくいかもですが、就活中の方、転職を考えてる方、キャリアについて考えている方、スタートアップへの転職を考えている方などの参考になればと思います。

■転職した理由
最初にいっておくと私はD社を嫌いになったわけではありませんし、この記事でD社を批判するつもりも全くありません。

嫌いになったわけでもないのになぜ辞めたかというと、理由は大きく二つあって
仕事の進め方、開発の仕方が自分とは合わないと感じたこと、と
もう一つは、自分のやりたい技術分野とそこで私がやっていた仕事の技術分野が異なっていたこと、です。

この2点に関して詳細について書いていきます。

・仕事の進め方、開発の仕方が自分とは合わないと感じたこと

私は大学生の頃の研究で、自分で手を動かしてプログラムを書いたり、回路を組んでモノを動かしたりしていました。そういった自分で手を動かしてモノを作るのが好きでした。
しかし、D社では技術職で入社したのですが、やっていたことは調整仕事や管理仕事がほとんどでした。

大企業の仕事というのは上流工程の仕事が多いので、そうなってしまうのはある意味仕方のないことなのですが、私としてはやりがいがなく悶々とした日々を送っていました。


また、私が辞める前に携わっていたプロジェクトでは5つくらいの部署が絡んで仕事をしていましたが、それぞれ立場が異なることから本来同じ目的のためのプロジェクトであるはずが、足並みがそろわずプロジェクトはなかなか前に進みませんでした。その足並みをそろえてプロジェクトを推進させてくのが、私の部署の仕事でした。


大企業で多くの人と仕事をする以上必要な仕事ですし、それがプロジェクト全体の質を決めると思うので、その役割自体は必要な仕事です。
しかし、仕事をしていく中で自分の部署や仕事の存在意義などを考えるようになり、「これって小さい組織や同じ明確なビジョンを持った集団だったらその仕事は必要最低限におさえらるんじゃないか」と大企業の組織の在り方に疑問を持つようになりました。

また、仕事を進めていくためには、部長や役員の承認が必要ですが、5つの部署があるとそれだけ承認役の上司もいて、それが原因でなかなかプロジェクトが進まないことが多くありました。

実際に私が一年くらい携わっていたプロジェクトでは一年くらい何も進んでなく、机上でずっと議論してるだけのプロジェクトがありました。

 

まとめると、管理仕事、調整仕事が多いというのと、スピード感が遅いというのが、大企業の仕事の進め方として私に合わなかったことです。


・自分のやりたい技術分野と会社で私がやっていた仕事の分野が異なっていたこと
これに関してはそのままです。
私が配属されたのが志望していた部署でなかったため、私がやりたいと思っていた技術分野に携わることができませんでした。

もともと大学院の研究がHCIやVRに関わる研究でそれに関連した研究開発がしたいといって面接をし、内定を頂いたのですが、志望とは異なる部署に配属されました。

 

これは大企業ですとどこでもあることだと思います。そこで我慢して、やり続けるという選択肢ももちろんあったのですが、やっぱり自分がやりたい分野のことをやりたいと考えました。

 

■転職に踏み切れた考え方

以上、転職した理由を大きく二つ書きました。

とはいえ、大企業を辞めるというのはかなり勇気のいることです。大企業にいれば、そこそこの給料をただ会社への往復をするだけでもらうことができます。福利厚生もかなり良かったですし、有休も比較的取りやすい。私もその点は惜しいと思いますし、非常に迷う点でした。

 

そんなとき、私が考えたのが、20年、30年先のそこで自分が働いている姿です。先輩や上司の姿を見て、自分をそこに置き換えて将来について考えてみましょう。私の職場では楽しそうに仕事をしている人があまりいなくて(仕事ができると言われている先輩ですら全く楽しそうではなかった)、そういうのを見て自分が将来ここで仕事をしているのが全く想像できませんでした。というより想像したくないという言い方が正確かもしれません。

 

■最後に

以上の理由から大企業D社をやめました。

今はスタートアップでD社にいたころより、長い時間働いていますが、非常に充実した日々を送れていて、まったく後悔しておりません。今の会社自体将来どうなるか分かりませんが、逆にそれが自分のやりがいやワクワクにつながっており、楽しい日々を送っております。